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    天気図の日

    02/16/2008

    毎日何かしらかの日ではあるのだが,今日は天気図の日晴れ.明治16年(1883年)に日本で初めて天気図が作られた日.

    小学校の理科で天気図と書き方を習った覚えがある.天気図作成が夏休みから秋にかけての一時のマイブーム.毎日,NHKラジオをエアチェック(死語?ペロリ)しては,近くの書店で買った天気図用紙に各地の天気,温度,気圧,風向を記入した.観測点の間に定規をあてて,等温線,等圧線などを色鉛筆で描くと,消しゴムの跡で汚れていたりしたが,一端の天気図が出来上がり.新聞掲載の天気図と比較しても遜色ないなどと自画自賛.台風が接近する頃には,床下&床上浸水を心配しながらも,台風の進行がドラマチックでワクワクしたし,上陸前に熱帯低気圧になってしまった時は残念だった.

    四半世紀が過ぎたが,手書きの天気図の書き方はあまり変化がないようだ1).時代が変わったなぁと思うのは,東シナ海から西側の中国本土の観測点が加わったこと.当時は国内観測点と洋上の観測点を合わせて50点程度だったと思うが,国内観測点の放送は減り,その代り,長春,大連,北京や漢口などが加わっている.とはいえ, まだ将軍様の地域は提供していただけないようだクール

    各都市の気象情報は中国から公式発表があるようだが,残念なことに,中国より黄砂に関する気象情報の提供が受けられなくなった2).気象情報は国家機密扱いということでデータ提供を拒否したということらしい.驚くこともないが,気象情報は軍事では重要な情報.

    かつては気象情報というより気象現象そのものも軍事機密にされた.例えば,旧海軍の第四艦隊事件では,台風の進行方向に向かって第四象限で最も風雨,波浪が激烈になることが判明したが,軍事機密として伏せられたという.また,ジェット気流も日本,米国,ドイツ,それぞれがその存在に気が付いていたが,軍機扱いとなっていた.

    今時,気象衛星や地球観測衛星で気象情報など得られるだろうとも思われる.しかし,やはり,軌道上からの観測と地表・上空の実測との照合の蓄積がなければ,気象データとして精度は落ちるだろう.

    さて,今時の天気図の作成は手で等温線や等圧線を描く必要はないらしい.天気図作成ソフトWeather Chart Editorというのもがある.これはNHK放送の気象情報を入力するだけで,なかなか美しい天気図を作成してくれる.残念なことにtenki.jpを見回っても観測地点の気象情報データは見当たらないので,あのノッペリ平坦なNHKアナウンサの声を20分間聞き入らなくてはいけないようだ.


    1) 天気図の記入方法
    2) 「黄砂予報精度かすむ、国家機密と中国がデータ提供拒否」(読売新聞 2008年2月16日14時34分)