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    過年度伝票

    2009/04/03

    先月末、学位記授与式が終わり、修士、学部学生が修了、卒業していった。

    今年度の学生さんたちはGWに来校する積りらしく、机を綺麗に片づけていかなかった。卒業式の数日前、とりあえず、図書館への未返却本や重要書類を押収しなくてはいけない。引出しを開け、バサバサと昔のシラバスやら、大学生協のチラシやら、意味不明のメモやらを右に左に寄せる。と、その中からあろうことか伝票が出てきた。しかも昨年度のもの。

    まずは業者に電話し、詫び。次いで、経理書類を急いで作成し、理由書ーつまり詫び書を添えて提出。

    一週間して経理より電話があり、過年度分の伝票は大学としては払えないとのこと。昨年度末に理由書を付けても払うことは罷りならぬという通知があったはずだとの旨、周知済みとのこと。では、この伝票の支払いは如何と問うに、返事無し。
     いや、こちらとて判っている。業者に新年度に受注、納品、請求したとの書類を書かせろと言外に要求しているのだ。しかし、納品時の検印を他教員あるいは事務員にしてもらうことになっている。既に納品されているものを今日納品されましたゴマカシ印を押してくださいなどと頼むことなどできるわけがない。公文書の偽造、詐欺を共犯してくださいと同僚にお願いしていることになる。経理事務員とて、それを口に出しては教唆になる。

     「では、この支払いをどのようにすればよろしいですか?参考までに解決法を教えていただけませんか?」

    これは厭味に聞こえただろう。無論、先方無言。私もホトホト我が弱い。伝票をきっちり学生から回収していないのがそもそも悪いのだ。

     「了解しました。私が自腹を切ります。それでヨロシイですね。」

    無論、同意を口にできるはずもない。法人運営に必要な設備を職員に買わせるのだから。

    結局、10数万円とはいかずとも、定額給付金の数倍になる研究機器を私物にしてしまった。徹底的に洗浄して重金属を取り除けば、自宅に持ち帰って使えるかな?