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出張旅費

07/24/2007

気がつけば,もうすぐドイツ・フランス出張から帰って1か月になる.そろそろ,出張の様子も記録にとどめておこうかと思う.しかし,どうにも苦々しいコーヒー.というのも,この出張の経費は自腹になることが濃厚となっているからだ.

先月の出張は6/17発―6/27着で,6/25を休暇とし,他が公務.なぜそうなったのかは,直前に見学予定がキャンセルになったからだ.6/26にパリ,シャルル・ド・ゴール空港(CDG)を発って,機中泊で翌日6/27に成田(NRT)着.しかし,6/25が休暇となったため,6/25にCDG発で6/26にNRT着の見積もりをアイミツとして提出しろと経理からお達しがあった電話

困った.既に過去となっている航空便の旅客運賃の見積もり.当然,見積もりというのは事前にとるものであって,見積もりの日付は航空便の出発前でなくては矛盾が生じる.無理なことお願いすることになるなぁと思いつつ,今回の使った航空会社に電話電話.相談係りのお姉さんに事情を説明して,軽く見積もり書いてくださいとお願いしたところ,

「過去の便に関する見積もりはいたしかねます.」
「見積もりには日付を入れ,社印を押しますので…」

そうりゃそうだろうなぁ.大手エアライン飛行機に,ある意味有印私文書偽造クールをお願いしているのだものなぁ.遵法を旨とする真っ当な会社ならお断りだろう.

という訳を経理担当に電話でお話.すると,

「兎に角アイミツをとってください.旅行会社とかありませんか?」

あぁ,そうか.大学というところは官公庁と同じで書類は厳しい.特に経理書類は厳しい.あまりの厳しさを回避するために,商社やナンデモ屋さんを間に介して伝票を操作して貰っていたりする.例えば,かつて校費は掛売りのみだったので,現物を購入したときは領収書を商社に渡して,見積書・納品書・請求書を発行して貰っていた.勿論,商社は伝票手数料として最低5,000円以上,購入額10%をとっていた.手続きの柔軟性を得るために,経理の不明朗部分をアウト・ソーシングしていたわけだ.
 最近は経理処理も柔軟になったので,そういうことはなくなったのだが,今回はそれをやれということらしい.不法行為を教唆されるとは,困ったものだイヤミ
 更に,私は海外出張が多い方なのかもしれないが,昵懇にしている旅行会社なぞない.ご存知のように,今時,旅行会社なぞ只の中間搾取業者でしかなくない.早割とか,ネット発券,eチェックインができるようになって,格安航空券なぞ割に合わないものとなったからだ.その上,ホテルもネット予約ができるし,出張パックならエアラインだってやっている.公務で旅行会社はずっと使っていない.使えば公費なので,不便なうえ,ぼったくられるのは判りきっている.結局,3社電話してみたが,

「今回のご旅行は当社の扱いでないので

断られた悲しい

となると,自腹号泣.実は今回は法人運営費―かつての校費―ではなく,某財団からの寄付金.これを返納することになる.その事務手続きは非常に煩雑だ.

「返納手続きの煩雑さと,アイミツをどうにかする面倒くささとどっちをおとりになりますか?」

などとお伺いしてみたい.実際,経理がこのての「面倒くささ」を相手によっては適当にこなしてしまうのは知っている.今回の出張では国際会議の後,2ヶ所の大学と研究所を訪問する予定だった.この手の訪問には相手が受け容れを認めた旨を書いた書面を提出しなければならない.建前上は.しかし,方々の秘書さんとか助手さんの話によれば,どうも教授はこの限ではないらしい.というか,その書面を提出書類に添付してくる先生なんて聞いたことがないなどと言われたこともある.それができれば,公務と言って遊び呆けることができる―などと畏れ多いことは言わずとしても,休暇などとせずに適当に公務を入れて,アイミツをとることを回避することなど容易い.

まぁ,助手―今は助教と呼称が変わったが―だから仕方がない.かつて助手になったばかりの時に同じ学科のI教授が言った.

「助手の時は持ち出しが多いからなぁ.」

全くその通りだ.

Glaze, Glaze, Glaze

05/15/2007

Glaze Donutsを毎朝食べているが,普通のGlaze DonutsとChocolate Glaze Donutsがある.どんなドーナツかというと,溶かし砂糖(砂糖シロップ)を掛けて固めてあるもの.当然,甘い.朝だしぃ,頭脳労働者だシィと言い訳を念じながら食べる.

釉薬

Glazeというのは他にも意味がある.釉薬(ゆうやく,うわぐすり).

焼き物の表面に掛けて,細孔を潰し,色彩,絵柄を加えるさらさらした泥のようなもの.掛ける時は泥のようなものだが,窯で焼成すると,鮮やかな色彩を加え,水のように艶やかな表面を作ってくれる.窯変するとはこのことをいう.

窯変と同音で,異彩を放つ釉薬といえば,曜変天目.天目釉は鉄釉が茶に濃紺から青色に変化し,種々の模様を出してくれる.Washington D.C.のFrrier Galleryには天目茶碗の名品が多く所蔵されている.特に禾目天目茶碗の名品が10数碗並ぶのは圧巻.禾目天目(よぎめてんもく):は細かい放射状の茶色の針状模様が黒地に走るのが特徴で,ウサギの毛のような天目釉という意味.英語ではズバリ,Hares' fur Glaze.

なお,当然といえば当然だが,曜変天目茶碗はない.世界に数碗しか伝わっていないこの名品は日本にだけ現存し,大阪の藤田美術館,京都大徳寺,東京の静嘉堂文庫などにしかないからだ.全て国宝.あと,油滴天目茶碗は曜変天目よりも多い.東洋陶磁美術館に国宝の名品がある・・・が,大阪出身の人にいっても知らない,見てないという.大阪人はタイガースよりもこれを見るべし.

かように美しい変化をみせる釉薬,灰分などのアルカリ土類を主成分に顔料を混ぜた,水溶液あるいは水混合液や混濁液である.アルカリ土類成分は高温でガラス質を形成し,陶器に艶を与える.同時に耐食性を持たせる.天目釉は顔料が弁柄―酸化鉄―である.

昨今,曜変天目の再生に成功している様子(「1000年の謎は解明されるのか?燿変天目の再生」).

天目釉は解ける際に現れる微量の成分があぶくのように釉の表面に浮かび上がり,そのまま固まって斑紋となります.そしてその光彩はわずか数ナノメートル(100万分の1ミリ)の釉薬の層のなかで,光が干渉して生じるものらしいこと.

正直,この説明には納得しがたい.可視光波長がμmオーダなのに,数nmで干渉するって? それで,基地が,白色光の内,瑠璃色(青色光)だけをフィルタリングするならわかる.ガラス質を屈折する際に波長が若干シフトされるのもあるかもしれない.でも,スケール的に無理があるような・・・.大体,釉薬層が数nmというのも信じ難い.拙学貧困の小生には国宝をOES(発光分光分析)にかけるとか,ましてや割ってSEMやAFMで断面を見るとかできない.が,少なくともニッカトーの角灰の釉薬層は100μm以上あったし,ガラス質層も数十μmはあった.フジTVの説明だし,流行り言葉の「ナノ・テク」と引っ掛けてnmオーダといっているだけ?

耐酸化皮膜

実はGlaze,お菓子や陶器だけではなく,C/C複合材の表面に掛けて,耐熱性,耐食性,抗酸化性も持たせるのに使われる.Space Shuttle主翼前縁部もGlazeの掛かったC/C複合材を用いている.C/C複合材のGlazeの成分は元々アルカリ土類系を主成分としていた.とはいえ,最近はSiO2,Si3N4,B2O3,Y2O3とかと焼成温度もかなり上がるが,耐酸化性を維持する温度も1,500℃以上で,高温にまでなるようになってきて,表面がガラス質なんていう感じではない.

助手から助教へ

平成19年度4月1日付で助教になりました.
まぁ,まずは大学から除去されないように精進いたします

さて,「助教」という職階はなんであろうと自身も些かわからない状態.私大である早稲田大学の説明する図「准教授および助教制度について」がビジュアル的には一番わかりやすい.当国立大学法人は敢えて曖昧にして,これまでどおりの慣行を助教に求めるのかも.

とはいえ,文科省と解釈が微妙に違う気がする.
「助手」→「助教」+「助手」に分かれるという解釈が現場ではあるが,どうも,もともとの「
第162回国会における学校教育法一部改訂」によれば,むしろ,「助教授」→「准教授」+「助教」に分けたと解釈するのが妥当な気がする.それは文部科学省「学校教育法の一部を改正する法律」にはどの条文においても助教授を准教授と助教に分ける条文改訂となっている.例えば,

第五十八条第一項中「助教授」を「准教授、助教」に改め、同項に次のただし書を加える。

となっており,次のようになる.

(改訂前) 第五十八条第一項 大学には学長、教授、助教授、助手及び事務職員を置かなければならない。
(改訂後) 第五十八条第一項 大学には学長、教授、准教授、助教、助手及び事務職員を置かなければならない。

だからして,「『助手』が『助教』に名前が変わっただけなんだよ」というのは現状維持の為の誤解のような気がする.敢えて曲解したいというのなら,そうとも考えられる.

というのも助教の独立性が高いからだ.講座制を崩した大学が多いが,教授・助教授+助手という構成が多い.それは学校教育法で規定されていたから.しかし,今回の改訂では,教授,助教授,助教,助手の関係が規定されなくなった.

助教の職務内容は「中央教育審議会大学分科会(第53回)議事次第 資料4-3 [別紙1~6]」にあるように,講義ができる専任教員にカウントされるようになった.同法では,助教授の資格と職務を規定していた第五十八条第七項を准教授の資格と職務に改め,第七項の後に新しく項目を設け,つまり第八項として規定している.

第五十八条(新)第八項 助教は、専攻分野について、教育上、研究上又は実務上の知識及び能力を有する者であつて、学生を教授し、その研究を指導し、又は研究に従事する

「学生を教授し」と講義が可能と公式に認め,「又は研究に従事する」と研究のみの助教職を認めることを示唆している.とはいえ,「又は」が「学生を教授し,その研究を指導し」と並列なのか,「その研究を指導し」と並列なのかで些かニュアンスが変わってくる.前者ならば講義を持つ必要はない.後者ならば講義を持つことを要求されてら持たなければいけない.いずれにしても,旧第五十八条第七項および八項

(改訂前)
第五十八条第七項 助教授は、教授の職務を助ける。
第五十八条第八項 助手は、教授及び助教授の職務を助ける。

が削除されたため,教授と助教授の研究や講義を補助する義務はなくなった.助手とて同じで,

第五十八条(新)第九項 助手は、その所属する組織における教育研究の円滑な実施に必要な業務に従事する。

組織の円滑な業務の為の職階であって,教授や助教授の補佐ではなくなった.もっとも,講座制を維持し,○○講座付助手というのであれば,その講座がその助手を独占的に使役できるかもしれない.

もしも,助教に教授と助教授の研究や教育を補佐させるのならば,改訂学校教育法の則れば,その旨辞令を出さなくてはいけないと思う.学内規定で予め助教,助手は教授,助教授の研究と教育を助けると定めておけばいいのだが,それは今回の学校教育法の改訂の趣意に沿わない.だから,臨時措置ですよと学長の職務命令を辞令として発しなければならないわけだ.数十年続く「当分の間」の臨時措置なんて当たり前に行われているし.
 他の方法としては,学内規定で各講座を設置した際の講座の分野規定で対応するのかな.「講座付」の職なのだから,同じ講座の教授や助教授と共同してその講座の目的を達成しなさいと言う訳だ.しかし,講座の設置目的についての文書は見たことがない.旧助手にはそんな説明必要ないので,講座設置目的について知らせていなかっただけかもしれない.

旧助手職は教授と助教授を助ける職だったため,学生の研究指導については別途辞令が下りていた.私は,昨年8月から3月まで長期海外出張しているが,10月1日付辞令「大学院学生の指導の任を免ずる」を頂戴していた-帰国したら山となっていた書類の中にあった.修論指導しなくてよかったんだ….学長の辞令がそういっていたわけだし,給与明細見ると確かに大学院手当が減額されてたし…

さて,楽しみは法人運営費(旧称:校費)がいただけることだ.自分の公的な研究資金用のお財布ができる.これで,本学では,法営費払いしか許してくれなかった学内諸施設(工場,分析機器,計算機使用料)の使用が,お金の許す限り,自由にできるようになる.外部資金(奨学寄付金,企業共同研究費)だけではなくなるのだが,だからといって,楽になるわけではない.首都大学東京では講師の半分程度が付くようだが,巷間の流説によると本学では10万円程度の超低額とのこと.ん~.これまでドンブリ勘定で事実上無き物となっていた旧助手の出張旅費予算7万円を考えると,3万円増額か.微妙….

とかいいつつ,辞令はまだ配られていない.専攻長の手元にあるようだ.早くその文面を見てみたい.「助教に任ず。」で終わりなら,ちょっとかな.

Telephone Interview

私も人生の半ばを過ぎ,いつまでも助手ではなぁということで,見学する先々でResume,あるいは,Curriculum Vitaeを撒きまわってきた.

既に帰国まで1週間を過ぎ,丁稚に戻るかと思うとウツな気分.ところが,昨日急転直下某所よりE-mailがあり,Telephone Interviewをしたいので時間の設定をInterviewerと話せと来た.すぐさま電話連絡.向こうの都合に合わせるのがスジだから,

"Two pm tomorrow is available. Does that work for you?"
"Yes, it does. I will wait your call. Thank you for giving me a chance."

と答えた.多分,こちらでの就職活動の応対としてはおかしなモノの言い方にはなっていただろう.

ということで,漸く"THE 250 JOB INTERVIEW QUESTIONS"($9.90)が役に立つ日が来た.
何々,まずは,Twelve Key Messagesをまとめろとある.

  1. Passion fo the Business ― この業界に何故いたいのか,入りたいのか
  2. Motivation and Purpose ― この会社/機関を志望した動機・目的.
  3. Skills and Experience ― 具体的で客観的な自分の能力と経験の評価
  4. Diligence and Professionalism ― 勤勉さとプロフェッショナリズム.過去の自己経験を示して説明.
  5. Creativity and Leadership ― 独創性と統率力の有無.過去の自己経験を示示して説明.
  6. Compatibility with the Job ― 応募している職種・職務に自分があっているか.
  7. Personality and Cultural Comatibility ― 職務を遂行するときの自分の性格.
  8. Management Style and Iterpersonal Skills ― 職場での対人関係能力.
  9. Problem-Solving Ability ― 問題解決能力
  10. Accomplishment ― 実績.
  11. Career Aspirations ― 応募職種への取り組み方と,将来のキャリアへの繋ぎ方.
  12. Personal Intersts and Hobbies ― 社会と職場とバランスの取れた生活を送っているか.

とまぁ,こんな感じ.大体30分ぐらいで,項目ごとに書く.1分から2分程度で喋れるSummaryの用意も必要とあるので,原稿を書いておく.Telephone InterviewではInterviewerが目の前にいないので,Resumeとこのメモを用意しておく.

後は250問の質問に準備する・・・.多すぎるなぁ.この本自体,PCソフトにして欲しいもの.そうしたら,Telephone Interviewを受けながら,キーワード検索して,予め用意した答えを表示するように作れるのに.できれば電話音声を認識して,キーワード検索できるようにしてあれば便利.

実際のTelephone Interviewはこの12のキー・メッセージ全部を聞かれたわけではなかった.1,2,3,は当然聞かれた,6,9の質問が長く,10の質問はResumeの確認で,11は相談というような内容になった.約45分ほどの話になった.上記の本だとThe Sixty-Second Pitchといって,1分程度にまとめて答えていくとあったが,質問がかなり具体的だったし,私の答えようが悪かったのか,回答に更に質問が入っていったりした為,長くなった.

結果は人事より追って沙汰するということ.

まぁ,結果は分からないが,良い経験になった.

USPS 郵便局

米国の運送業は崩壊していると思う.信書・荷物の遅配,破損,紛失が多発している.昨年9月にGreenbelt,MDからArlington,VAに送った葉書が到着に1ヵ月かかった.地下鉄で直接持っていったほうが全然早かった.

要は

  1. 送った郵便が届く日数が読めない
  2. Pick-upサービスはどの会社もあるが,指定時間どおりに来ない.酷いときにはその日に来てくれない
  3. 配達時間指定ができない.あるいは,午前と午後しか選べない.その上,配達時間に配達されない
  4. 社員,係員さえ自社のサービス内容を理解していない
  5. 窓口がさっさと閉まる.5時で終わるのは当たり前で,客が少ないと思うと4時に閉めてたりする.Greenbeltだけかもしれないけど・・・

これは業界内競争が殆どないからだと思われる.一番安心(?)だが高価なFedEx,DHL.中程度だけど,サービスの悪いUPS.まぁこの郵便料金で頑張っているかなというUSPS.もう,棲み分けが済んでしまっている.ここは一つ,Deutsch Post1)に参入してもらうか,日本の宅配各社,日本郵政公社に参入して貰って,喝を入れてもらわなければいけない.

USPSの便利なところ

とはいうものの,いいところもあって,特にInternetを使ったSolutionは流石だと思う.USPSでさえ,送り状がWebサイトで作れてしまう.送り状はバーコードが印刷されていて,1次元バーコードが荷受番号,2次元には住所宛先が入っているらしい.Webサイトでこの送り状を作ると,カードで決済もできてしまう.後は貼って,郵便局に持っていくだけ.Click-N-Pickというサービスもあるが,待てど暮らせど来ない・・・.

あと,日本ではEXPACK 500のサービスがあるが,こちらはFlat Rate Envelopeという同様なサービスがある.このEnvelopeとそれに送り状をはる透明な袋はWeb注文すればタダで持ってきてくれる.気がつくとアパートのドアのところにドッサリと置いてある.
国際小包の送り状は7通の綴りになるのだが,インクジェットプリンタとかレーザープリンタで印刷して,これを透明な袋に入れてペタッと荷物に貼るのだ.無理に小さな字で用紙に書き込む必要もないし,Webサイトで適切に書き込まれるようにガイドしてくれる.あとは窓口に預けるだけ.米国内のものならポストに投函するだけ―こっちのポストは口がでかい.少年漫画誌2冊分ぐらいの厚さの小包なら余裕で飲み込んでくれる

日本は郵政公社も宅配会社もまだ送り状にカーボン紙を使っているので,これができない.いい加減,時代への対応をして欲しい.まぁ,本質的なところでサービスがいいので許すが・・・.でも,バーコードと中央のデーターベースの組み合わせで相当効率は上がると思われるし,クレジットカードではなく,Suica,Edyなどののプリペイドカードとパソコン読み取り機などと組み合わせれば,即座に現金が会社に入るので資金的にも有利になるのではないだろうか.

何よりも便利なのはWorld Wide ServiceをDomesticと同様に普通に扱ってくれるところ.ただし,Greenbelt郵便局のよな田舎はダメ.Union StationとかMcPharson Sq.あたりの郵便局に行かないと・・・.

なにせ,Flat Rate Envelopeで雑誌を数冊入れて海外の友人に送ろうとしたところ,Greenbelt Post Office のお姉ちゃんは,EnvelopeがFlatじゃなきゃいけないんだと拒否.RateがFlatなんだろうと主張したが,ダメだった.結局,Union Stationまでいって無事出せた.まぁ,Union StationにいくとGodivaのショコラフロートが飲めるのがいいのだが・・・

海外に目を向けて欲しい

USPSはUnited States Postal Serviceの略だそうで,「合州国郵政公社」と邦語訳される.意外と歴史は浅い.公社化が1972年2)で,Post Office Department つまり合衆国郵政省だったわけだ.FedEx,DHL,UPSもそのぐらいから立ち上がってきた会社.それでいて,自前のAir Fleetを持っていたり,膨大なTruck Fleetをもっていたりする.勿論,BusinessはWorld Wide.それは米国企業が国際化していく波に乗っていったからだと思う.

日本の郵政公社も,宅配業者ももっと海外に進出して欲しい.日本の運送業者のきめ細かいサービスが海外でも行われるなら,必ず,顧客,シェアは獲得できるはずだ.

それから,日本の小売,商社も海外からの輸入ではなく,海外の消費者に直接アクセスする商いを行って欲しい.特にアパレル,アクセサリ,アニメ・漫画などのメディアコンテンツは海外消費者にアピールしている.ただ,手に入れる方法が無いのだ.
研究開発を行っていると,先端材料の小口販売が米国ではなかなか無い.Ti管,SUS管などトン単位でないと売ってくれない.また,ファインセラミクスの定型製品―いわゆる低尺モノや,角灰,タンマン管などなど―が無いのだ.半年間探しまくったが無い.これまた大口でないとということになる.

日本の運送業者はそういった日本の小売・商社と提携して,まぁ,チマチマしているが,米国の市場に食込んでいくのも一興ではないだろうか.


1) Amazon.comなどは日本向けのCD/DVDは欧州からDeutch Postを使って送っていたりする.Seattleからの太平洋便よりも確実なのだろうか.

2) 完全に余談だが,戦後,もっとも偉大なアメリカ大統領と尋ねられれば,私はRichard NIXON(1913-1994 第37代大統領(1969-1974))と思っている.Water GateはNixonの汚点だが,彼の政権化で行われた米国の転換は余りにも広範で余りにも大きかったと思う.因みに,環境庁を作ったのも,Space Shuttle Programを造ったのもNixon政権だ.航空宇宙と地球科学にお仕事作ってくれてありがとう

もっと余談をそらさせてもらうと,共和党の世代交代は素晴らしい.Nixon自身,Eisenhawer政権の副大統領だったが,Nixon政権化ではGeorge H.W.Bush (Bush Senior), George Shultz,Dick Cheney, Donald Rumsfeld, James Baker, Casper Weinberger等々後の共和党政権の中枢を担う若手人材を多用した.因みに,Colin PowellもWhite House Fellowだった.

現在のG.W.Bush政権下においても,次代を担う人材が登用されていると思う.イラク戦争の陰に隠れているが,リベラルといわれる民主党の政権でさえなしえていないほど,Minorityと女性の登用が多い.Cabinet Memberを見る限り,筆頭はCondy Rice国務長官だが,司法長官のA.Gonzales,労働長官のElain Chaoとか.15ある閣僚のうち,Minority4人,女性4人―Clinton政権下Minority1人,女性2人―と人種偏見も性差別も薄く,現在のアメリカの人種構成に近い.

次の大統領は民主党出身になるだろうが,その次の共和党政権は本当の意味でアメリカ的な他民族構成になるのかもしれない.

失望しないでください

どうも私のBLOGを読んでいると,米国には住みたくないという印象をもたれる方が,結構,おられるようだ.まぁ,このBLOGは私の失敗談が殆どなので,そういう印象をもたれても致し方ないかもしれない.しかし,米国生活が悪いということは無いと思う.

今回の私の滞米生活は,多くの人にお世話になっており大変感謝しているが,殆ど情報もなく手探りで始めた.そして,訳も分からず身勝手に住む場所も決めたし,研究もSupervisorが忙しいことをいいことに勝手にやっている.そのため,色々なトラブルが生じているわけだ.

その上,なまじ,横浜育ちで20代,30代と比較的自由になるお金をもった年代を東京・横浜で遊んでた為に―アキバをウロウロしていたために(笑)―,こちらの生活に違和感を感じざるを得なかったことは多々あるのは致し方ないことだと思う.Greater Tokyo Areaは世界的にもHigh Qualityな生活圏だ.大体,東横沿線に住み,東急帝国臣民である私は,バスの時間待ちをする生活なぞしたことがなかった.

私は大企業の駐在員ではない.現地スタッフがいて,この地でお世話をしてくれる人が居る訳ではない.
また,今回,NASA Goddard Space Flight Centerに来れたのも上司や先輩の引きが在ってというわけではない.もしかしたら,今回の奨学金の選定委員に私を買って下さっていた有難い方が居られたかもしれない.ありがとうございます.それは別として,誰か日本人の知り合いがここに居たという訳ではない.

現在のSupervisorも無理やり知り合いになってもらった方だ.国際学会で彼の講演を聴き,無理に考えた馬鹿な質問を浴びせ,講演後に話をし,交換したメアドで何度もメール交換するという,失礼にも程があるという方法.彼の寛大さに感謝しているが,必ずしも,両手広げて歓迎されたわけでもない. 何せ,Dulles International Airportに降り立ったときには誰の出迎えも無かったし,ボケッ~と1時間ぐらい待った後,公衆電話で彼の携帯に電話したとき,彼はShopping中で,私のことを忘れていたらしく,

"Y, This is IKESHO. I arrived to IAD. Tomorrow, when will I go to the GSFC?"
"What? Who are you?"
"This is IKESHO. ***** of Tokyo ******."
"I don't know you!"
"...(- -#)...(; ;)"

とまぁ,こんな感じ. これが能天気な西海岸と違う,東海岸流の底意地の悪さ? とも考えたりして.

最初の1ヶ月を過ごしたNew CarrolltonのHotel New Carrolltonはお得な値段な割りに交通の便がよく,目の前にスーパーがあって,部屋でブロードバンドネットも使えて便利だった.いかんせん夜になると治安は悪かった.Owner兼MangerのMr.Curtisや他のStaffには親切にしてもらったし,アパートの探し方,選び方も教えてもらった.しかし,5件ほど回った後で「ここが良い」と思ったUniversity Squareは,まぁまぁ,いいところだが,家賃の割には古く,あてがわれたアパートは欠陥があった.最初に見抜けなかった私の目が節穴だった

治安に関しては,これは確率としか言いようが無い.しかし,色々あったのは最初の3ヶ月ぐらい―3ヶ月で10件ですね,ハッハハッ―で,後は特に問題ない.もっとも最初にクルマを買って,徒歩通勤などせず,普通の米国人と同じ暮らしをすれば,全く問題無く過ごせていただろう.クルマは個人装甲車だからだ.

中流程度にお金を持てば,それなりのクルマを買って,それなりの安全な地域に,安心して住める家に住めば,きっと楽しい生活ができる筈.その上を行って,収入があれば,米国ほど楽しく過ごせる国は無いだろう.

今回,大変親しくなったロシアから渡って来たAlex社長はこう言っている.

"IKESHO, this country is so hard for new comers,
 like me, nothing to bring without myself.
 New comers are obliged to work harder with lower allowance.
 New comers are lied, swindled, robbed,...
 Every wrong thing should be experienced.
 But once you get trust in this country, the road to success will be paved."

皆,そうやって身を立てて行くんですね.

Court overturns D.C. handgun ban - U.S. Life - MSNBC.com

Washington D.C. が70年程銃規制をしている街だったとは知らなかった.
連邦控訴裁判所で争われていた,拳銃の所持を軍・警察関係者に限るとしたD.C.の州法を違憲とする判決が出たそうだ.合衆国憲法修正第2項を巡った憲法判断で市民の武器所持の権利を再確認したこととなったようだ.

"A well-regulated militia, being necessary to the security of a free state, the right of the people to keep and bear arms, shall not be infringed."

ごめんなさい,正直,この条文の構文が良くわかりません."the right of..."と"shall not be infringed"の間に","が入っていなければ,素直に後半部分だけ解釈すればいいのだけど. "A well-regulated militia"+"shall not be infringed."は意味が通りません.この国も法律の文章が難しいなぁ.

私の英語が拙くてすいません."militia"は軍・警察に限らず,民兵,義勇兵を包含する武装市民組織のことです.保安官もこれに含まれます.州の安全を確保する目的と,"well-regulated"(日本的に言えば別の「法令でこれを定める」と条項が続くのでしょうか) という制約をつけて,武装市民組織の存在・活動を侵害してはならないとなるようです.
つまり合衆国憲法修正第2条は「市民の武装」と「武装市民の組織化」を保障する条項です.この解釈は銃規制反対派の解釈ではあります.
流石に「革命の権利」なんて過激な条項はないようですが,現状がFree Stateでないと彼らが勝手に解釈すれば,militiaによる反乱,州政権転覆も可能な気がします.ただ,"a free state"というように連邦政府への直接のActionはできません.複数の州で同時に州政府奪取をして連邦離脱ということぐらいでしょうか.

市民の拳銃所持を禁止しているD.C.ではあるけれども,昨年度の拳銃を使用した犯罪発生件数は約3,700件で過去最低だった一昨年度より漸増.とはいえ,10年前の半分とか.自由に拳銃所持ができるようになったら,凄いことになるんだろうなぁ.

地下鉄犯罪"報告"件数地図

Washington Post のWebサイトにMetro Crimeという地図があった.各地下鉄駅の上にカーソルを持っていくと,報告された犯罪件数が出てくる.'04の1月から1年半の間の件数.そんは筈はないだろうという数の少なさではあるが・・・.

大体として,Virginia側は安全.Red LineもFaragutt Squareから北側は安全.やっぱりヤバイのはD.C.東半分.特に,Anacosta川を渡った先のOrange LineとGreen Line.Green Line,Red LineともにFort Tottenより先は犯罪発生件数が多い.って,まるっきりPrince George County全体ジャン.

私自身,過去7ヶ月間で,軽犯罪の被害に10件遭っている.

  • 盗難未遂 7件 ―要は追っかけられたこと.
  • カツアゲ 1件 ―要は$30-程の"Donation"を強要されたこと.
  • 暴動寸前 1件 ―乗っていたバスがエンコして,蒸し風呂状態の車中でお兄様方が窓を蹴破ったりした騒動.
  • 故意の歩行者轢逃げ未遂 1件 ―路肩を歩いていたら背後からクルマに追いかけられたこと.

6件はNew Carrollton,4件はGreenbelt.このMapの数字が示す傾向に合致する.

何件か律儀に警察に電話とかしたんですけどね.

"So, you are now secured, safe, arn't you?"
"Yes, I'm now in my hotel room/my apartment."
"Not emergency state, now?"
"No."
"OK. Take care."

こんな感じ.調書を取っていない犯罪は何件あるのだろう?  


Link to Court overturns D.C. handgun ban - U.S. Life - MSNBC.com

PAPA JOHN'S

02/25/07

今朝は朝から雪.既に2inは積もっている.夕方になり霙交じりに.あぁ,夜に凍って,明日の道路はあちこちで事故で大混乱なんだろうなぁ.
徒歩通勤している私とはいえ,滑ったクルマが歩道に突っ込んでくるので気をつけなくてはいけない.大体,歩道がない道の路肩-1車線分ぐらいあるが-を歩いていたりするので,尚更,危険.それに,除雪車は車道の雪を歩道に積み上げていく.車道がクリアなところは歩道は5inぐらい積もっていたりする.本当に歩行者に辛い国だ.

"You know, usually, the pedestrians are so poor to buy car and pay no tax. So local goverment doesn't care about them."

「歩行者というのはクルマも買えない貧乏人だし,税金払っていないから,自治体も構ってられないの.」

というのが職場の普段は優しいDian女史の解説.良くもまぁCommunistが育たないものよ

それは別として,氷点下の銀世界.既に日没近く.強盗さんも出てこないだろうけど,近くのスーパーSafewayに歩いて買い出しにいくのもなんだか億劫.

と,今朝配達された新聞の中にデリバリーピザPAPA JOHN'Sの割引クーポンを見つける.使えるかも
渡米後,ジャンクフードは避けてきたし,殆ど食べていない.まぁ,でも,今日はいいか.

どれどれ,ONLINE ORDERね.papajohns.comにアクセス.とりあえずメニューを探す.ない・・・.
メニューを見る為には住所の入力が必要.ここでまともに住所を入れると明日からDMがワンサカ入るのは間違いない.この国には個人情報保護法はないのだ.個人情報の売買も自由のFreedom Country.PAPA JOHN'SのサイトにあるPrivacy Policyにあるように,個人情報はしっかり管理しますよって書いてあるが,使途や譲渡に関する制限の項目は一切ない.そういうことなのだ.

ということで,お向かいのアパートの住所を入力する.
マジかよ,部屋番号まで必要.
そこまで偽装するのも気が引けたので,あきらめる.あぁ,今夜はダイエットだ

よくよく中折り広告を見ると,PAPA JOHN'Sの裏面はnutrisystemという"scientific weight loss breakthrough"だったりした

NSO チャイコフスキー 交響曲第6番<悲愴>

02/24/07

2007年に入ってはじめてのNSOです.クラシック・コンサートは3回目.

今回も定番中の定番のMendelssohnのViolin Concerto Op.64と,TchaikovskyのPathétique<悲愴>.
Cleveland OrchestraもNew York Philharmonicもそうだったけど,どうも客が呼べる王道を行く定番モノが多い.日本のように,CD屋でもちょっと探してもないようなマニアックな作品はあまりやらないよう.
しかし,定番の前にはツキダシにProgressiveというかAvant-Gardeなものをやることが多い.抱き合わせでないと,Progressiveは聴いてもらえないようだ.コンサートの最初にやるから「前衛」的ということかもしれないけど

ということで,今夜のプログラムは

  1. Bates -  Liquid Interface
    World Premiere / Commissioned by the National Symphony Orchestra of Washington, DC, Leonard Slatkin, Music Director.
    conductor Leonard Slatkin

    electronics Mason Bates
  2. Mendelssohn  -  Concerto in E minor for Violin and Orchestra, Op. 64
    conductor Leonard Slatkin

    violin Janine Jansen
  3. Tchaikovsky -  Symphony No. 6 in B minor, Pathétique, Op. 74
    conductor Leonard Slatkin

Liquid InterfaceはWorld Premierとあるように,初演.30歳のMasaon Bates氏がNSOの援助を受けて作曲したもの.通常のオーケストラにピアノ,ハーモニカ,シンセサイザが入った編成.4楽章から成り,最初と最後に自然音の雷と風が入る.シンセサイザは第2楽章以外に全部入る.正直,自然音のための録音音源の使用とシンセは邪道じゃないかと・・・.シンセはパーカッションではないのだけど,リズムを作る下打ち音的な役割.それでもシーケンサーは使っていないので,意味がないと思うし.
 音色がシンセとオーケストラ,ピアノとで余りにも違いすぎて,違和感ありあり.でも難しいですよね.シンセをオーケストラの音に近づけると,シンセを使う意味がなくなるから.それに,どうせなら,フルでオーケストラも含めてシンセにしちゃえばぁ?ってことになるし.

米国のClassic Concertは晩餐後の8時ごろから行われることが多い.皆さん,ご満腹ご満足なうえに,Bates氏の作品が心地よかったのか,静かに瞑想,居眠りをしておられる方が多かった

Janie Jansenは若手(まだ?)有望なViolinistでご存知の方も多いと思われる.日本でもN響と公演しているし,世界的なオーケストラと次々と共演している.2006-07シーズンはアメリカツアーを行っているようだ.ピークの立ったハッキリした繊細な音色の奏者との印象.音量は小さめなのかNSOは全体的に静かに抑え目.ソリストも華やかであったが,演奏も華やかだった.

Pathétiqueは一転して,大音量,これこそNSOという演奏.有名な話だが,Pathétique<悲愴>は原題がПатетическаяで<悲愴>というよりPassionate<情熱>と訳すべきものだったとか.その通りに作品は情熱的.第2楽章はNSOの大音量だったけれどもとてもロマンチックだった.続く第3楽章は行進曲風.チャイコフスキーの時代の騎兵の閲兵行進が目に浮かぶようだった・・・前半は.後半のクライマックスに至ると,むしろ,T-34戦車とКатюшаロケット砲の赤の広場での行進を想起させるほどだった

指揮者Slatkinは,あまり,強力なLeadershipで抑え付けるという印象ではない気がする.特徴あるフレーズの入りや,長いクレッシェンド/デクレッシェンドの終わりを,「ハイ,ここ」,「ハイ,止め」という風に指示しているだけな気もする.それだけ事前のコミュニケーションが密で,リハーサルが厳しいのかもしれない.
 だが,Pathétiqueは思い入れが深いようで,かなり精力的に指示を出し,振りもかなり大きかった.第3楽章の終わりには指揮棒を飛ばしてしまった.第4楽章は素手で指揮.ジャケットの内ポケットや書見台に予備を置いていなかったのか,あるいは演出だったのかもしれない.

Happy Valentine!

02/13/07

 明日はValentine Dayということで,何故かいつもいくスーパーSafewayの店員はノリノリだった

Greenbelt,MDの今日は朝から雪.夕方には湿った雪が積もった.Safewayは閉店が10時ごろな筈なのに,客が少ない為か,7時前に閉める準備.あの~,レジが2つしか開いていないから長蛇の列になるんですけれど・・・.

マイクを取った店員が"...and I-yai always lo-a-ve you-u-u-u, Thank you for shopping in Safeway. Happy Valentine. "などと歌う.バイトの女の子からおばさんまで皆,それぞれに歌って,"Happy Valentine!"で締める.そこで拍手や口笛が湧き囃すところがアメリカらしい.

若い子もおばさんも70~80年代のPOPSを歌う.これくらの時代が今時の米国文化の共通基盤なのかな.確かに90年代のHip Hopは歌える歌謡曲ではないし,Romanticさはないわなぁ.

私はというと,レジ袋提げて雪の中を歩きながら口をついたのが,「津軽海峡冬景色」だった.

NightHawk -Home Depot (第2報)-

さて,The Home Depotで色々物色していたら,前々から,欲しいなぁと思っていたものが,ちょっとだけ安くなっていたので,買ってしまった.それは,NightHawk!

別に,往年の人工知能搭載自動車とは関係ないし,製造者を見てもナイト財団謹製ともかかれてはいない.大体,自動車ではない.これは一酸化炭素&ガスの検知器

私のアパートはどうも暖房がイカれているので,時々失火して生ガスを出す.悪いときには不完全燃焼でCOを吐く.大体このアパートには換気扇も換気口もないのだ.信じられない.如何に寒さを防ぐためとはいえ,換気は窓を開けないとできない.しかも強制換気ができない.月家賃$1,385-(¥168,300-)なんてお金を出したら,今どきの東京のマンションなら熱交換器付の換気装置が付いていて,部屋の温度を下げずに空気の入れ替えができるのだ.単身寮の150ヵ月分の家賃を払っているのに信じられない質の低さだ.

大学の研究室にいたときにはストレスの為か肩凝りと偏頭痛が酷かったが,大抵それは夕方.もう吐きそう,クルマも運転できないと,電車で帰ると藤が丘に着いたときには治まりかけていたりした

ときどき朝,目が覚めると,とんでもない頭痛と吐き気がする.しかし,この朝の偏頭痛は違う!まず,ガス臭い!ガス臭くないときには眩暈がする.パティオに出て暫くすると治まってくる.軽いガス中毒,CO中毒.とはいえ,もう,昼間でも最高気温が氷点下.早朝,パティオで深呼吸使用ものなら肺が凍ってしまいそう

ということで,検知器を買ってしまった.

煙検知器

ところで,このアパートには火災報知機の意味で煙検知器が2箇所についている.寝室とキッチンの傍.これが鳴ると,消防署に自動的に通報されて,消防車がやってくる・・・・ことになっている.

先日,朝から肉を食べようと,ベーコンをカリカリに焼こうとした.安物ベーコンなので脂肪が焼けてモウモウと煙が立ち込めた.突然,煙検知器が鳴り出して,あぁ,やばい!大事になる!焦りまくり.

寝室も書斎もパティオも全部開け放って,ついでに,シーリング・ファンも回す.逆回転にして天井から床への気流をつくるように.

暫くすると煙検知器は止んだ.4~5分ぐらいだろうか.あぁ,消防車が着たらどう説明しよう."It's not fire. I just burnt bacon. Sorry..."で済まされるだろうか.
しばし待つ.サイレンの音はしない.
30分程度でアパートに立ち込めた煙が消えてくる.消防車の来る気配はない.
アパートが完全に冷え切る.外の温度も,中の温度も-7℃になる.静かだ

結局,煙検知器が鳴っても消防署への通報はされないんだね・・・.

Home Depot

02/07/07

米国はDIYの国.家や自動車の修繕,修理,改築,改造に関する商品は多種多様にある.Beltway PlazaのHardware Shop(金物屋)も小さいながら面白いグッズ,アイデアグッズのような工具があって面白い.今回はPrince George Plaza近くのThe Home Depotに行った.アパートのVertical Blindの一枚が落ちてしまって,そのコネクタがあればいいなと思っていった次第.あとは,Prince George PlazaのR@dioshackにちょこちょtこっとした電子部品を探しに行ったついでだった.

The Home Depotは大きな倉庫にDIY商品や,家屋建築資材,工具等々を並べた大型店舗だった.丁度,印旛沼のJoyful本田のような感じ.

こちらの方は窓枠,キッチンまわりの内装に拘るので,種々の材質,木目,飾りのプレハブ商品がかなりのスペースを割いていた.また,カーペットも充実.当然,カーテン,ブラインドも色々.その場で裁断もしてくれる.綺麗な端材も安く売っているので,アパートに移った後,最初にここに来ていれば,座椅子に丁度いいぐらいの机が作れたのにと,残念に思った.

結構,米国で驚いたのは,電動工具,空気圧工具が一般的になりすぎていてること.GoddardのMachine Shopを漁っていて,手回しドリルを見つけて使っていたら,Kamilliちゃん(Ph.Dです,機械系の)が「初めて見た」と面白がっていた.それだけ,動力工具が一般的なのだ.安いし.
   その上,空圧源,油圧源はかなり安い.数10ドル台で手に入る.但し,日本より圧力容器の基準が緩いので,日本に輸入して売りさばくことはできない.個人用として使うことはできるとはおもうけど.それに,圧力容器の溶接部のブサイクさはとても商品とはいいがたいものもある.溶接ビードというより溶接盛りですかという感じで,付いているか疑わしかったり・・・なんて思ってしまう.
   色々見ているだけで,欲しいものが沢山できてしまう.充電式のドリルでも買っていっちゃおうかなぁなどと物色する.ここでも,要注意.三つ詰めチャックが完全に閉じない商品もある.

しかし,楽しい.

Super Bowl

02/04/07

今日の午後7時からSuper BowlがMiamiで行われる.Chiago BEARS vs Indianapolis COLTS.

夜のゲームだが,午後2時には既に特番がCBSで始まっている.
Super Bowlの歴史から,両チームの戦績,注目選手のインタビュー等々,果ては開会式のイベントで飛ぶ空軍アクロバットチーム,ThunderBirdsの紹介まで.この4時間以上に及ぶ特番を見れば,Super Bowlは十分楽しめる薀蓄が満載というわけだ.

特番はいいけど,まずは,American Foot Bowlのルールを教えてよ.

SSN -Social Security Number-

 
SSNといえば「攻撃型原潜」と連想するのは,,ミリタクか横須賀,佐世保近辺の住民か,左翼活動家だろう.「SSN-21 Seawolf」なんて来ちゃうのはOld PC Gamer
 
ここで話題にするのはSocial Security Number,つまり社会保障番号である.Wikipediaに詳述してあるのでそちらを参照してほしい.日本でいう基礎年金番号と納税者番号(未導入)が合わされたもので,実質的に個人認証番号(ID番号)の役割を持っている.つまり,
   Social Secutiry Number = (基礎年金番号)+(納税者番号)+(住民基本台帳番号)
である.
 
SSNの歴史は非常に長く,1936年に既に導入されている.そして,1986年には納税者番号としての役割が法的に付加されている.ID番号として,つまり,個人認証用途に政府機関以外が使用することには制限が殆どないようだ.むしろ,銀行やクレジットカード会社は積極的に活用し,二重口座,偽名口座の防止,多重債務者への信用貸しの忌避に使用している.どうような制度はカナダにもあるらしい(maeblog: SIN(社会保険番号)を申請しました).
 
また,各種保険会社も使用するし,米国市民であれば,レンタカーや,ネットオークションのeBayでさえ要求する.
 
もちろん,個人情報の蓄積と漏洩に関しての問題はある.大体,米国には「個人情報保護法」が実質的にない.SSNを元に名簿を作ることも,個人情報をデータベース化してマーケッティングすることも,また,その情報を第三者に渡すことも,自由に行われているようだ.そのあたりは不祥なので誰か教えてほしい.しかし,経験として,私がBank of Americaに口座を開いたその夜から金融系スパムメールがバンバン入るようになった.レンタカーを借りたらクルマセールスのスパムメールやらダイレクトメールが毎日来るようになった.
 
しかし,信用経済の発展には個人認証は非常に大切なもの.米国のクレジットカード社会を支える基盤となっていることは確かである.広大な国なので面通しをして売買ができない背景が,このような制度の発展にはあったかもしれない.
 
 ―あなたはそこにいますか?
 ―前はいたが,今はいない!
 
では信用経済は成り立たないのだ.
 
翻って,日本はどうだろう.税の公正の観点から納税者番号制は是非とも導入しなければいけない.あまつさえ,国税庁が直接徴税できない民族団体が存在するなんて前近代的なことはあってはいけない.
 
住民基本台帳番号に統合するという話がある.大歓迎だ.できれば,民間でも使用できるようにすればいい.特に金融業界にはしっかり運用してもらって,二重口座,偽名口座を防止して,多重債務者を減らし,更には,組織犯罪の防止に繋げてもらいたい.
 
更に,e-Japan政策により,住民基本台帳番号で電子個人認証が既にできるようになっている.公的機関が電子個人認証サービスを始めているのは日本が世界で初めてではないだろうか.普通は民間会社が個人認証を有料で提供している.この電子個人認証サービスこそが,電子商取引の基盤となる.
 
そこまで大上段振り被らなくても,例えば,Yahoo!Auctionsのアカウント取得に住民基本台帳番号を基にした電子個人認証が必要だとすれば,オークション詐欺業者の撲滅に近づけるだろう.
 
また,会計制度,税制度はどうしても複雑にならざるを得ない.が,それをうまくソフトウェアで扱うソリューションが用意され,会計報告,納税が電子的に気軽にできるなら,個人起業家も会計業務,税務に関わる時間を事業計画に集中することができるだろうし,個人起業の負担も減るだろう.
 
国も地方自治体も効率化できる.出入り業者の認証を電子的に行えるのなら,電子伝票を発行・領収して,決済も電子個人認証で行えば,掛売りでも入金は早まるだろう.それに不正経理の防止にもなる.
 
こんな風に日本版SSN導入はメリットが大きい.ネット取引はアンダーグラウンドでサブカルチャーなものから,陽のあたるメインストリームにしなければいけない.それにより経済の効率化,活性化が促され,少子化日本でも安定経済成長を見込めるようになるのではないか.
 
SSNを導入していた米国は80年代に信用経済社会を確立した.なぜ,未だに日本でそれを問題視するのだろう.疑義を呈する人々が"リベラル"で"進歩的"を自認しているのはお笑いだ.社会が一歩前へ進むことを引き摺って拒んでいる,"守旧派"としか思えない.
 
 ― 電子個人認証サービス民間開放で一歩前へ! e-Japan!
 
こんなキャッチはいかがでしょうか安部総理.